2020年9月9日までに10行の銀行で、1000万円の被害が確認されたドコモ口座不正利用。
ドコモ側は「銀行側の認証」に問題があったとしているが果たして本当なのか未だ疑問は残ります。
法律の専門家の意見では、
ドコモ、銀行側ともセキュリティー対策に不備があった可能性があるとみています。
ドコモと、口座を管理する被害に遭った銀行は不正被害を踏まえて、被害者への補償を協議中です。
今回の記事では、
てみたので、ご紹介させていただきます。
目次
■ドコモ口座不正利用の手口
そもそもドコモ口座とは、ネット上でお買い物や送金ができるバーチャルなお財布。
登録して、自身の銀行口座に紐づけることで利用が可能となります。
この紐づけはは基本的に1口座1つのみとなっていました。
考えられる犯人の手口
果たして犯人はどのようにドコモ口座から不正にお金を引き出すことができたのか。
通常銀行口座を開設するには身分を証明するものや住所証明などで厳重な本人確認があります。
これは『無限に口座を作る』ことが出来ないようにする為です。
しかしながら、このドコモ口座はメールアドレス(フリーメールでも)のみでも口座を開設することができてしまいます。
しかもドコ口座と銀行口座の紐づけは、対象銀行口座番号と名義、暗証番号のみで本人確認ができてしまうのです。
よって、
実質口座番号と名義は開示されてしまっているので、誰でも作れてしまうんですね(;´∀`)
あとはフリーメールとロボット操作『鍵穴総当たり』で、たまたま開いた口座からドコモ口座へ入金してしまえば完了となってしまいます。
あくまでこの手口に関してはドコモ側からは発表されておらず、憶測となりますが概ねこの考え方で間違いはないかと思います。
なので、現状は対象となっている銀行で口座を持っている方は解約されることをおすすめします。
ドコモ口座で実際に不正引き出しにあう(被害者)人はどんな人なのか、実際経験された方を参考に書いてみました。
今後被害に遭わない為にも以下の記事を参考にどうぞ!
■ドコモ口座不正利用は以前にも発生していた?
2019年5月にも同様に「ドコモ口座」を使った預金の不正引き出しのの被害が発生していました。
しかも今回出ている被害を上回る37件で1200万円にも上ることが2020年9月10日分かりました。
その口座は大手銀行のりそな銀行。
以前にも発生していたことを知りながらも再発防止をしていなかったドコモに批判が相次いでいます。
今後の責任追及に関心が向けられるでしょう。
■実際に被害があった銀行
・北洋銀行(札幌市)
・みちのく銀行(青森市)
・七十七銀行(仙台市)
・仙台銀行(仙台市)
・東邦銀行(福島市)
・千葉銀行(千葉市)
・千葉興業銀行(千葉市)
・ゆうちょ銀行(東京都)
・イオン銀行(東京都)
・滋賀銀行(大津市)
・大垣共立銀行(岐阜県大垣市)
・第三銀行(三重県松阪市)
・池田泉州銀行(大阪市)
・但馬銀行(兵庫県豊岡市)
・紀陽銀行(和歌山市)
・鳥取銀行(鳥取市)
・中国銀行(岡山市)
・伊予銀行(松山市)
・大分銀行(大分市)
・琉球銀行(那覇市)
地方銀行だけでなく、イオン銀行、ゆうちょ銀行でも被害が出ています。
対象銀行にあたる銀行口座を持っている方は注意してください。
■果たして全額補償となるのか
9月10日12時現在、ドコモは口座被害者に対して全額補償に向けて銀行と協議中。
まだ結論は出ておらず、先行き不明の為まだ安心はできません。
被害に遭われていない方は極力被害に遭わないよう対策をしましょう。
■まとめ
今回は『なぜドコモ口座不正利用はこんなに被害が大きくなったのか考察まとめ』についてご紹介させていただきました。
ドコモ口座不正利用でこんなにも被害額が大きく、ニュースでも大々的に取り上げられたのは
ドコモが過去にも同じ被害を出していたにも関わらず再発防止を怠ったためと考えられます。
それでは、記事をお読みいただきありがとうございました。