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冤罪で20年間刑務所に入り釈放されたクリストファーさん!シーシー・ムーアが解決

今回は先取りで情報をお伝え!!

2019年の11月12日に放送されるテレビ番組【世界のありえへん衝撃映像】では、冤罪で20年間刑務所に入り釈放されたクリストファーさんにインタビューされます。

23年越しに真犯人を突き止める決め手になったのは「遺伝子系図」と呼ばれるDNA分析サイト、DNAデータベース
という捜査方法を編み出した天才科学者シーシー・ムーア。

https://twitter.com/soraki_club/status/1147727995387310082

クリストファーさんが冤罪として巻き込まれた事件とはどんなものだったのでしょうか。

アンジー・ドッジ(Angie Dodge)の悲しい事件

について、これから細かく見ていきましょう。

目次

■事件内容

2019年からさかのぼり、23年前に起きた悲しい事件で、逮捕されて20年間服役したクリストファー・タップ(Christopher Tapp)さんが今月(2019年7月)無罪が確定しました。

興味深いのが、男性の無実を証明するために奔走したのが、逝去された娘の母親だったことなんですね。

1996年6月13日、米アイダホ州ボンネビル郡アイダホ・フォールズで当時18歳だったアンジー・ドッジさん(Angie Dodge)が暴行を受け、亡くなられました。

事件から約6か月が経った頃、現場にあるDNAが一致しないにもかかわらず、当時19歳だったクリストファー・タップさん(Christopher Tapp)が逮捕されてしまいました。
クリストファーさん自身は事実無根だとして否認し続けていましたが、警察による長時間の取り調べ、嘘の自白の強要等でかなり追い込まれていました。

その後裁判では終身刑を言い渡されてしまいました。

亡くなられた娘の母親であるキャロルさんは、DNAについてのリサーチを重ね、研究機関に足を運ぶうちに「クリストファーさんが犯人であるはずがない」
と確信しました。

しかし、クリストファーさんの無実を証明すべく行動を開始した頃には、事件から13年という月日が流れていました。

その後、クリストファーさんに朗報に良いお知らせが。

2017年3月22日、クリストファーさんは「アイダホ・イノセンス・プロジェクト」のサポートを受けて検察側と取引をしたことで、約20年の刑務所での服役生活から解放されたのです。

しかし、罪状の汚名を返上することはできず、心から喜べるものではありませんでした。

事件から23年後の2019年5月になんと急展開を迎えました。

アイダホ・フォールズ警察が同州コードウェルに在住のブライアン・レイ・ドリップス(53歳)を真犯人として逮捕しました。

容疑者を特定した決め手になったのは「遺伝子系図」と呼ばれるDNAプロフィールのデータベース。

警察はDNAプロフィールのデータベースによってDNAが一致する親族を見つけ出し、犯人を絞り込んだのです。

晴れてクリストファーさんは無罪が確定し、冤罪であることが証明されました。

事件当時19歳だったクリストファーさんは今年43歳。

長い長い戦いでした。

■なぜ真犯人が見つかったのか

現場に残されていたDNAが真犯人であるブライアン・レイ・ドリップス(53歳)の型と一致していたことと、ブライアン自身が犯行を認めたためです。

警察は、ブライアンがアンジーさんのアパートの斜め前に住んでおり、顔見知りであったため聞き取り調査をしていたが、犯人候補からは除外していました。

決め手であるDNAの判別方法は、「遺伝子系図」と呼ばれるDNAプロフィールのデータベースでした。

では、「遺伝子系図」と呼ばれるDNAプロフィールのデータベースとはどんなものなのか?

■「遺伝子系図」とは?

最近になって、かなりの数の未解決事件(今回の事件も含む)が解決されてきています。

その糸口となっているのがシーシー・ムーア氏の遺伝子捜査技術「遺伝子系図」つまり【DNAプロフィールのデータベース】

遺伝子系図」とは、DNAサンプルを分析することで、採取した当人の親戚、はとこ、いとこ、みいとこまで分かるのです。

つまり1800年代までさかのぼる系統樹を構築することが可能なので、その中から該当する人を性別、年齢、住所などの条件から絞ることで見つけ出すことができるのです。

この「遺伝子系図」のおかげで、迷宮入りしている事件だけでなく、ごみ箱に捨てられた赤ちゃんの両親、養子の両親や紛争の狭間に生まれた「戦争孤児」などの両親を探し出すことも可能になったのです。

■「遺伝子系図」による弊害

「遺伝子系図」のおかげで未解決事件が次々と解決されるのはうれしいことです。

ですが、このことによって弊害も出ているのです。

それがプライバシーの問題です。

アメリカでは、『他人のDNA情報を違法に利用できてしまうのではないか』という懸念の声が起こっています。

コンピュータを不正操作し違法に利用されてしまえば、冤罪と同様に罪のない人物を犯人に仕立て上げられてしまう…

そんな危険性も考えられます。

今後の課題が数多く残る「遺伝子系図」ですが、今後の発展に期待しています。

■シーシー・ムーアとは?

「遺伝子系図」を利用し、数多くの未解決事件を解決に導いている張本人がシーシー・ムーア氏。

本名:CeCe Moore(シーシー・ムーア)
生年月日:1969年
出身地:アメリカ
出身大学:南カリフォルニア大学
職業:遺伝家系学者、コンサルタント
活動期間:2010年~

大学時代は演劇、映画、歌を学んでいました。

ファンタスティックスやウェストサイドストーリー等のミュージカルにも出演。

テレビ番組出演時、2003年にDNAの系譜に興味を持つようになったと発言。

その後は犯罪捜査に協力し、数々の未解決事件を解決に導いています。

■【世界のありえへん衝撃映像】番組概要

世界で起こるありえへん事件を取り上げています。

番組名:ありえへん∞世界
放送日時:毎週火曜日夜7時54分~
出演:関ジャニ∞(村上信五、安田章大、丸山隆平)、宮崎哲弥

■まとめ

今回は『冤罪で20年間刑務所に入り釈放されたクリストファーさん!シーシー・ムーアが解決』についてご紹介させていただきました。

最近になってDNA分析の技術が向上し、解決できない事件は少なくなってきました。

それも「遺伝子系図」の分析を編み出したシーシー・ムーア氏のおかげです。

今後も未だ解決できていない事件が、いち早く解決することを願っています。

それでは、記事をお読みいただきありがとうございました。

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