湊かなえと言えばイヤミス女王、イヤミス女王といえば湊かなえ。
日本を代表するミステリー作家湊かなえさん。
ちなみに、イヤミスとは読んだ後に『イヤ』な気分になる『ミス』テリーという意味です。
目次
■『告白』
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湊かなえさんを知りたいのなら、まずこの『告白』を読むことをおすすめします。
クラスの生徒に娘(愛美)を殺された教師(森口)が復習を果たすミステリー小説。
1つの事件を、様々な立場の人間の視点から描く様は凄いとしか言いようがありません。
デビュー作としてはかなり衝撃的で話題となり、2010年には松たか子さん主演で映画化もされました。
■『リバース』
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湊かなえさんは主人公に女性を選ぶことがほとんどですが、今回の『リバース』では男性が主人公となっています。
ある日サラリーマンである深瀬和久は、趣味のコーヒーをキッカケに越智美穂子という彼女ができます。
しかし、突然越智美穂子宛に、謎の告発文「深瀬和久は人殺しだ」が届く。
何のことかと詰め寄る越智美穂子。
深瀬和久には隠している「ある出来事」があった…
深瀬和久がもっている過去の闇とは…？
至る所にちりばめられている伏線、それをキレイに回収していくストーリーの流れは感動しました。
特に最後のどんでん返しは身の毛がよだつましたね…
■『少女』
『人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った』
幼なじみである女子校生の由紀と敦子は異なるトラウマを抱えていた。
決して口にはしないが、それぞれで心の中で思ったことである。
二人とも「人が死ぬ瞬間に立ち会うため」に、互いには秘密で老人ホームと小児科病棟へとそれぞれボランティアへ向かう。
死の先にあるものは何なのか…
追い求めるうちにお互いの大切さ、尊さを知る清々しい作品。
最後の最後はさすが湊かなえさんと思えるほどの圧倒感。たまらないですね！
■『望郷』
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『望郷』の舞台となっている白綱島は、湊さんの出身地である因島がモデルです。
６つの物語の構成となっており、島で起きた事件、人間ドラマが繰り広げられ、故郷への憎しみと愛が感じられる作品となっています。
短編なので短時間で読みやすく、飽きずに進められます。
なので、特に小説初心者の方におすすめですね！
■『山女日記』
今までの作品と違ってイヤミスが苦手な方にもおすすめ。
女性が共感と爽快感を感じられる山岳小説。
いつしか心が離れてしまった恋人…
夫からの別居を言い渡される…
結婚はこんなはずじゃなかった…
一生懸命真面目にやってきたのに上手くいかない…
ほとんどの女性が抱えるであろう悩みを題材とした感動の連作長編。
最後はきっちり気持ちよく終われる清々しい作品です。
■湊かなえさんのプロフィール
名前：湊かなえ(みなと かなえ)
生年月日：1973年
活動期間：2007年～
出身大学：武庫川女子大学
受賞歴：小説推理新人賞（2007年）
本屋大賞（2009年）
日本推理作家協会賞短編部門 （2012年）
山本周五郎賞（2016年）
子供の時から空想好きで、小中学校時代は赤川次郎や江戸川乱歩の作品を好んで読んでいた。
1996年から二年間青年海外協力隊隊員としてトンガに赴任し、家庭科教師として栄養指導に就く。
27歳の時に結婚し、28歳に第一子を出産。
2007年に「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。
そして「聖職者」から続く連作集『告白』が2009年、第6回本屋大賞を受賞しました。
■まとめ
今回は『イヤミス女王湊かなえの代表作・有名作品からのおすすめ5選！』についてご紹介させていただきました。
湊かなえさんは元々小説家ではなく、家庭科教師だったのには最初驚きましたね！
28歳の時に「何か新しいこと」に挑戦したいという気持ちから脚本、執筆を始めて、有名作『告白』をリリース。
今までそんな経験がないのに凄いですよねｗｗ
私としては、この経歴を見て「何か始めることに早い遅いはないんだな」と改めて感じ、勇気をもらえた記憶があります。
湊かなえさんには、今後も新しい作品をどんどん世に送り出してほしいなと思います。
それでは、記事をお読みいただきありがとうございました。
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